正道
断固として、善を行う人びとのがわに立ちなさい。悪の全勢力に対抗するこの大きな『救世軍』の勇敢なる一兵士になるがよい。
また、これを標準として、他人を判断しなさい、そのほかの性質や長所に従って、ではなく。
多くの人々もまた、本能的にそういう判断をするものである。民衆をだまして、そうでない別の 方向へそらせようとしても、決してながくは成功しないであろう。誤った評価を下すのは、ただ『教養ある』階級の人だけだ。彼らの判断は、習いおぼえた偏見 によってゆがめられているからである。
〔カール・ヒルティ 『眠られぬ夜のために』より〕
・・・振り返ってみれば、わたしの人生においても、よからぬ企てをもって事に当たったときは最終的に悪い結果となったものでした。
野望の代償は、往往にして『涙と歯ぎしり』となるものです。
人生の歩み方も、仕事への取り組み方も、やはり『正道』が一番だなとあらためて手ごたえを感じた一節でした。
合 掌